職種を見る 事務総合職

業務内容

国立病院機構は全国に140病院のネットワークを持ち、セーフティネット医療や臨床研究、教育研修といった幅広い活動を行っております。
中国四国グループは、中国‧四国地⽅9県に22病院あり、最先端から地域に密着した診療まで多様な医療を提供しています。
その中で事務総合職は、それぞれの病院の経営⽅針や将来構想を企画・立案し、病院運営を担っています。

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事務総合職の組織図です。事務部の下に企画課と管理課があります。企画課の下に経営企画室と業務班があり、業務部と隣り合う位置に専門職があります。経営企画室の下に経営企画/業務評価があります。業務部の下に経理部門(経理/財務管理/契約)と医事部門(算定・病歴/入院/外来)があります。管理課の下に庶務班と職員班があります。庶務班の下に庶務/給与があります。職員班の下に職員/厚生があります。

企画課【経理部⾨】

医薬品・医療機器等の購⼊・業務委託などの契約業務、各種財務諸表の作成、毎⽉の決算処理を⾏う経理業務、患者さんや取引企業からの⼊⾦管理、⽀払いの督促を⾏う財務管理業務等、病院の経営⾯を⽀える部⾨です。

企画課【医事部⾨】

診療報酬の管理に関する業務、診療報酬に関する分析など病院の収益増を図る中⼼的な部⾨となります。
また、窓⼝で患者さんに対し医療制度の説明を⾏う等、患者さんと関わる機会も多い部⾨です。

経営企画室

経営に関するデータを収集・分析し、病院の運営⽅針、経営戦略などの意思決定を⾏うための情報発信や企画⽴案を⾏う病院運営の牽引役です。

管理課

⼈事・給与に関することや様々な会議・⾏事の運営、職員の勤務時間管理・健康管理等を通して職員の働きやすい環境をマネジメントする部⾨です。

キャリアアップ制度

採用後は一般職員として勤務し、様々な係で業務を経験します。
その後、係長に昇任するための選考に合格すると、係長に昇任が可能となります。
基本的には概ね3~4年程度の期間で担当業務や病院を異動しながら経験を積み、幅広い知識と視野を身に着けていきます。
以後、経験年数やキャリアレベルに応じて専門職、班長、課長、事務部長へ昇任の途が開けています。

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事務職員のキャリアパスを表した図です。ステップ1 一般職員(1年から)基礎を学ぶ 様々な係を経験し、ノウハウを蓄積。ステップ2 係長(6年から)次世代のリーダー 現場での最前線で最も成長できる期間。ステップ3 班長・専門職(17年から)病院運営の要 培った専門知識を活かして組織をコーディネート。ステップ4 課長・室長(24年から)職員の統率 企画課・管理課の統率者として病院経営を展開。ステップ5 事務部長(30年から)病院幹部 病院経営のトップマネジメントを展開。

研修制度

主な研修

階層別研修

新採用者研修

病院業務の基本を取得するための研修です。

新採用者研修の写真
採用2〜4年目研修(ステップ2〜4)

2年目:業務の基礎知識の取得を目指します。
3年目:業務実践能力の向上を目的とした研修です。
4年目:中堅職員の基本的知識技能を取得します。

採用2〜4年目研修(ステップ2〜4)の写真
係長研修

病院組織における係長の役割を認識し、職場のリーダーとして必要とされる心構えや知識などを習得すると共に、係長同士の輪を広め深めることにより不安を払拭することも目的とした研修です。

管理監督者・キャリアアップ研修

中国四国グループ内の病院における管理職において、その職に必要な専門的な知識・技術の習得により管理職としての資質の向上と充実を図り、良好な部下との関係の構築に資することを目的とした研修です。

専門研修

実務担当研修

未経験の業務でも円滑に業務に取り組めるよう、実務に合わせた研修を各種取り揃えております。

  • 会計業務担当者研修
  • 給与実務担当者研修
  • 人事実務担当者研修
  • 医事業務研修
  • 一般簿記研修

その他研修

課外研修 青年共同宿泊研修

看護師・栄養士と合同で、チーム医療における専門的役割を発揮するために必要より良い栄養管理の知識と技能を取得するための研修です。

治験研修の写真

先輩メッセージ

福山医療センター 給与係 宇田さん
2022年度入職

私は、コロナ禍で働く医療従事者の姿をニュースで見て、地域の医療を担う病院の一員として専門職のサポートをしたいと思い、国立病院機構への入職を決めました。
福利厚生が充実しているので、仕事とプライベートの両立がしやすいことが魅力です。また、研修制度も充実していて、スキルアップができ、同期と交流する機会も多くあることも魅力の一つです。
業務の中で他職種の方や患者さんに感謝の言葉をいただけたときは、自分のモチベーションアップに繋がっています。
先輩職員、上司は気さくな方々が多く、仕事の相談ものってくださるので日々感謝しています。私自身も先輩方にしていただいたことを後輩に対して返したいと思っています。
宇田さんの写真

東広島医療センター 給与係長 藤田さん
2018年度入職

事務職員は他部署・他職種と連携し業務を遂行することが多く、その中で事務職員が調整役となることで、医療だけでなく多方面の専門的な知識に触れる機会があることにやりがいを感じます。
また、福利厚生の制度が充実しており、制度利用が活発なところも国立病院機構の魅力だと思います。
さらに、転勤制度により、過去に在籍した施設での知識や経験を異動先の施設に還元し、より良い病院運営に貢献できると感じています。また、病院ごとに違った特色があり、異動先の病院の内部のことだけでなく、それぞれの地域に対する知見も深まると思っています。
藤田さんの写真