職種を見る 言語聴覚士

業務内容

国立病院機構は全国に140病院のネットワークを持ち、セーフティネット医療や臨床研究、教育研修といった幅広い活動を行っております。
中国四国グループは、中国‧四国地⽅9県に22病院あり、最先端から地域に密着した診療まで多様な医療を提供しています。
その中で言語聴覚士は、各病院の診療機能にあわせた⾔語聴覚療法、摂⾷機能療法を展開しています。
脳⾎管疾患‧呼吸器疾患‧がんに対するリハビリテーションに加え、神経筋疾患‧重症⼼⾝障がい‧発達障がいなど広範な疾患や障がいに対応しています。

キャリアアップ制度

経験年数やキャリアレベル等に応じて、主任言語聴覚士へと昇任する制度があり、昇任に伴い病院を異動して、さらに幅広く経験を積むことができます。

※画像は左右にスクロールできます。

言語聴覚士のキャリアパスを表した図です。ステップ1 言語聴覚士(1年から)基礎を学ぶ 実務や研修を通してスキルアップ。ステップ2 主任言語聴覚士(7年から)チーム医療への参画 幅広い知識や経験を備え部下を育成。その後は更なる飛躍 求められる言語聴覚士へ。w

研修制度

主な研修

階層別研修

新採用者研修

臨床1年目に必要な知識を共有します。グループワークを通じて思い・悩みを語り合い、同期の絆を深めています。

新採用者研修の写真
リハビリテーション領域における業務改善の考え方研修

部門運営に必要な診療報酬算定要件の順守、経営、業務の効率化、労務管理などにおいて、管理者としての必要な考え方のブラッシュアップ・標準化を目的に研修を行っています。

専門研修

急性期リハビリテーション研修

当機構で対応が多い急性期リハビリテーションについて、知識・技術を深める機会を提供しています。

重症心身障がい/神経筋疾患研修

当機構で対応の多い重症心身障害/神経筋疾患について、知識・技術を深める機会を提供しています。

スキルアップ研修

チーム・組織で働くために必要なリーダーシップや教育力、その他知識の研鑽をすすめています。運営側として研修企画に携わることも貴重な経験となります。

資格取得支援

多数の専門的な研修で資格取得を支援します。

※表は左右にスクロールできます。

資格名 サポート体制
認定言語聴覚士
呼吸ケア指導士
スキルアップに必要な研修を⽤意していますので、
資格取得に向けてサポート体制が整っております。

先輩メッセージ

四国こどもとおとなの医療センター 言語聴覚士 小松さん
2019年度入職

国立病院機構には急性期から慢性期まで様々な機能の病院があり、転勤制度によって様々な経験を積み、スキルアップできることが魅力です。
これまでの業務の中で印象に残った出来事は、重度の失語症の方が、発症後初めて言葉を発することができ、涙を流してご家族とともに喜ばれた表情をされたことです。そのときに、患者さんのQOL向上に少しでも力になれていると感じました。
将来は小児から成人まで多種多様な疾患の患者さんに対応でき、患者さん一人一人がその人らしい生活を送ることができるようなリハビリを最大限提供できる言語聴覚士になりたいと思っています。
小松さんの写真

東広島医療センター 言語聴覚士  森仲さん
2017年度入職

国立病院機構の魅力は、中国四国グループ内のそれぞれの病院がその特徴を活かした医療を行っており、グループ内の病院間の異動やグループ内研修、機構内の学会等で知識・技術や視点を交換できる点です。
業務の中でやりがいを感じるときは、患者さんが訓練を重ねてできなかったことができるようになったときです。症状が改善された時の患者さんやご家族の笑顔を見ると頑張ってよかったと心の底から思います。
入職して間もない頃は訓練して失われた機能を取り戻すことに執着していましたが、現在は患者さんが望む生活を送る方法を柔軟に考えながら日々の業務を行っています。
森仲さんの写真